京都の暑い夏 2011

第16回「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」The 16th Kyoto International Dance Workshop Festival

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 今年も京都国際ダンスワークショップフェスティバルが始まりました。
 5月5日現在、参加者は、ふだん踊っているダンスや、日々の生活を営みはたらく体のあり方といった自分のベースを旅立ち、身体を通過してゆく感覚、気づき、問いに興じている真っ最中。トリップやロング・ジャーニー、はたまた果敢にグランド・ツアーに挑む者——めざすところは人それぞれ。ただ、おのおのののコースが交差する瞬間があったり、見えないけど同じ山に登っている人がいる気配を感じたり、といったこともあちこちで起こっています。そうして、そろそろ「ホーム」を振り返って、見つめ直す人も出てきました。  日常の見え方をがらりと変え、世界の心理的距離を一気に縮めた震災の後、こうして人々が一堂に会し、呼吸やエネルギーを交わらせ、インディヴィジュアルかつ共同に空間を生み出してゆけることは、ことさら大切に思えます。また、踊りながらも、思いはさまざまに広がってゆく。「身体という自分の内がわの環境、人が集まって生み出すソーシャルな環境、そして自然や地球に広がる環境を、フェスティバルを通して考えてみたい」という今年のテーマを、dance+とドキュメント班は拡大してゆければと思っています。

京都の暑い夏2011 第16回京都国際ダンスワークショップフェスティバル 2011年4月16日(土)〜5月8日(日) http://www.hotsummerkyoto.com



レ ポ ー ト

〈 A-1:チョン・ヨンドゥ 〉ワークショップレポート 「風をみつけましょう」(辻本佳)
 https://danceplusmag.com/?p=8298 

A-2:アリーヌ・ランドゥロー 〉体験日記 「翻訳日記」(金谷麻美)
 https://danceplusmag.com/?p=8241 

A-2:アリーヌ・ランドゥロー〉ワークショップレポート 「めざめる五感」(Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子) 
https://danceplusmag.com/?p=8350 

C-1:室伏鴻 〉ワークショップレポート 「たくさん笑った2時間、9日間」(辻本佳)
 https://danceplusmag.com/?p=8472 

C-2:エリック・ラムルー 〉ワークショップレポート 「汗」(辻本佳) 
https://danceplusmag.com/?p=8476 

D-3:クルト・コーゲル〉ワークショップレポート 「ダンスを伝えることの意味」(Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子) https://danceplusmag.com/?p=8386 

F:森裕子〉ワークショップレポート 「自意識から自由になること」(伊藤麻未) 
https://danceplusmag.com/?p=8340 

F:マタン・エシュカー〉ワークショップ&アフタートークレポート 「内なる環境を整える大切さ」(Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子) https://danceplusmag.com/manage/d1/8395 

F:チョン・ヨンドゥ〉ワークショップレポート 「見ること / 見られること 『鏡像』関係の自己と他者」(山下健一) 
https://danceplusmag.com/?p=8746 

F:通し〉ワークショップレポート 「新しい自分と自由」(前芝和子) 
https://danceplusmag.com/?p=8539 

番外編 〉暑い夏参加者へのインタビュー 「わらしべ長者的インタビュー/時代の焦点を垣間見る」 (Arts&Theatre→Literacy 亀田恵子)&(中村まや) https://danceplusmag.com/?p=8516



イ ン タ ビ ュ ー

講師インタビュー vol. 22 マタン・エシュカー 「感じることは、喜び」(小林三悠) 
https://danceplusmag.com/?p=8433



ダ イ ア ロ ー グ

室伏鴻 × チョン・ヨンドゥ https://danceplusmag.com/?p=8788 

dialogue featuring Ko Murobushi × Jung Young-Doo https://danceplusmag.com/?p=8911 

クルト・コーゲル × 住吉山実里・箕浦慧・山下健一 https://danceplusmag.com/?p=8588



撮 影 チ ー ム

庵雅美(いほり・まさみ) 最初の3日間に集中して全クラスを撮影し、フェス終了までの短期間で現像して、講師一人ずつに素敵なフォトブックを仕上げて送ってくれました。受け取った講師の顔を見てもらいたかった。(編集部) 宇佐美偉丈(うさみ・たけひこ) 犬好きカメラマン志望。最近のお気に入りはZIP!のじっぺいちゃん。



ビギナークラス アフタートーク

ワークショップの中で得られた個人の発見、快感、違和感、疑問などを交わらせて、シェアする場。「先生」が答えを持っているとは限らず、その日のワークを反映してコミュニケーションラインは日替わり。誰もが参加できるダンスの/ダンスを通した価値生成の場を、今年はオンライン上に延長します。その場でいい足りなかったこと、改めて発見があったことなど、コメント機能でフィードバックください。 4月29日 講師:森裕子  1/2 2/2  4月30日 講師:マタン・エシュカー 1/3 2/3 3/3  5月1日 講師:室伏鴻  1/3 2/3 3/3   5月2日 講師:エリック・ラムルー 1/1 5月3日 講師:チョン・ヨンドウ 1/2  2/2  5月4日 講師:森井淳(j.a.m.) 1/3 2/3 3/3  5月5日 講師:クルト・コーゲル 1/2 2/2 5月7日 講師:アリーヌ・ランドウ 1/2 2/2

画像に日本語字幕を表示したい場合は、映像の右下の「CC」をクリックしてください。 翻訳についてのご指摘はこちらまで。☞danceplus@gmail.com



そして対話はつづく −2011年ドキュメント編集後記−

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