2011年01月19日

flyer_omote 家具と身体の問答。

机になる。イスになる。
ふたつになると、違う機能に。
からだが入ると、現れる家具。
使う人が決める、使い方。
家具と身体の問答がはじまります。

2011年1月、ダンスカンパニー モノクロームサーカスは、大阪のクリエイティヴ集団「graf」との新たな舞台作品を製作し、京都で初演いたします。2010年瀬戸内国際芸術祭2010にて上演された、島をまるごと劇場に仕立てたパフォーマンス「直島劇場」でのコラボレーションが、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。その余韻も冷めやらぬうちに、両者の新たな展開がはじまっています。

暮らしを主体的につくる、楽しむことを提案し、多様で高度な専門技術でもって実現してきたgraf。そのプロダクツやプロジェクトには、受け手に渡ったのちに完成するような「余白」を残すことも大切にされています。
そうした彼らの作業は、作り手からのインパクトだけでなく、受け手の想像力によって作品の魅力が委ねられる点で、舞台芸術をつくる作業と通じるところがありました。

今回のパフォーマンスでは、道具や空間から生まれる身体感覚と、身体から起こされる道具の用途や空間の感じ方について、家具と身体との間で問答を繰り返そうとしています。生活空間と劇場空間が往復する場がつくりあげられることでしょう。作品で使用される道具や家具たちはすべてgrafの新作シリーズでもあり、今回の舞台を皮切りに、暮らしの中にひろがっていくことになります。音楽は元dumb typeの山中透さんが担当します。会場となるヴォイスギャラリー(MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w)ではオープンスタジオも開かれます。
世界の中から身体は何を選んでいくのか、わたしたちの生活はいかに創造していけるのか。
身体と家具の物語を紡ぎだす実験的なパフォーマンス。どうぞご期待ください。(プレスリリースより)

Monochrome Circus × graf × 山中透 『TROPE』
日時:2011年1月27日(木)~30日(日)19:30ー
会場:MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w URL:Monochrome Circus

演出・公成:坂本公成(Monochrome Circus)服部滋樹(graf)
出演:森裕子 佐伯有香 合田有紀 野村香子 小寺麻子

関連企画
オープンスタジオ 1/20(木)~23(日)12:00-15:00 同会場にて 無料(申込不要)
ダイアローグ 1/21(金)19:30 同会場にて 無料(申込不要)

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