2016年02月5日

 ”記憶芸術”の興隆や記憶と記録をめぐる社会的な議論を踏まえ、記憶遺産の創造的利用によりめざましい成果を上げているドイツのパフォーミング・アーツ。その専門家であるスザンネ・フェルマー氏をお迎えして、文化遺産としての舞踊創造の促進を打ち出した文化政策とそれを受けた新たな創作群、ピナ・バウシュの遺産のアーカイヴ化などで注目されるドイツのダンス・シーンについてお話をうかがいます。

大阪大学文学研究科主催「声なき声 いたるところにかかわりの声、そしてわたしの声」芸術祭III
事業⑧「ドキュメンテーション/アーカイヴ vol.2」勉強会
講演:舞踊における時限的な場所としてのアーカイヴ 
”The Archive as Temporal Situation in Dance”

日時:2月20日(土)13:30-15:00
会場:大阪大学中之島センター 講義室702
料金:無料 
言語:英語(逐次通訳つき)

※お申し込みは特に不要ですが、準備の都合上、お名前と人数だけ、メールで簡単にお知らせいただけますと助かります。
お申し込み・お問い合わせ先:koefespublic@gmail.com[担当:古後]Foellmer cube 講師:スザンヌ・フェルマー Susanne Foellmer
   ベルリン自由大学(演劇学、舞踊学)准教授。

Foellmer_portrait 主な研究領域は、コンテンポラリーダンスとワイマール期のダンスの美学と身体論、ダンスと映像やビデオといったメディアの関係、コンテンポラリーダンスとパフォーマンスにおけるジェンダー論的視点、時間性やパフォーマンスの歴史性に関する概念。 2004年春よりドイツ研究振興協会(DFG)の研究プロジェクト “ÜberReste. Strategien des Bleibens in den Darstellenden Künsten” (On Remnants and Vestiges. Strategies of Remaining in the Performing Arts)を進めている。
ダンスカンパニーRubato、ジェレミー・ウェイド、イザベル・シャッドらのドラマトゥルクを務めた経験もある。2008-2011年にかけてベルリン州文化庁・ダンス演劇部門審査委員会委員、 2009年博士論文でベルリン大学賞・ティブルティス賞受賞、ベルリン自由大学エルンスト・ロイター賞最終ノミネート。TPAM2016「ダンスのアーカイブと老いを巡るシンポジウム」パネル参加。

アーカイヴは、ダンスの生産と消費のサイクルに風穴を開ける・・・かも?
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