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まわしよみ新聞≒ドキュメント

2015年04月18日

 〈ドキュメント・アクション〉では、ダンスのドキュメンテーションに複眼であたるため、様々な立場でダンスにかかわる人の目と手を必要としています。そのため、過去にドキュメント経験のあるスタッフが、初心者向けに写真、映像などのワークショップを行います。ダンスに従事する者が独学で身につけたスキルや経験を共有するだけなのですが、少しなりとも動きやすなっていただければドキュメントも増えようという魂胆です。

 

  今年はこのメニューに「まわし読みドキュメント」が新たに加わりました。需要はあるのにできなかった「ダンスについての言葉」を意識するワークショップです。ダンスを言葉にすることに興味がある。けど実際にどう書けばいいのかわからない。こういった関心で〈ドキュメント・アクション〉に参加してくださる方は、実はけっこういるのですが、これまでは書いてる途中か後にアドバイスするくらいしかできませんでした。それはそれで好評だったけど、「暑い夏」的な学びの場をdance writingについてひらくには・・・。頭を悩ませていたときに思いついたのが「まわしよみ新聞」です。

 

 「まわし読み新聞」とは〜(詳しくはこちらへ)

 

 記念すべき第一回「まわしよみドキュメント」の手順は以下のとおり。
アレンジし、段取りを塩梅してくれたのは事務局のももちゃんです。

 

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1。無作為にコピーしてきた過去のドキュメントを一人ひとつずつ選ぶ。
2。各々読んで、心の動いた箇所、ダンス的と思われる表現などをマーキング。
3。ポストイットに書き写し、出典「何年に/誰のワークショップについて/誰が書いた文章か」とともに模造紙に貼り付け。
4。ここでなぜかドキュメントではなく人が回る。
つまり、模造紙を囲んだ座った輪が一つずつずれて、各々隣の人の書き出しの前に座る。
5。目の前の書き出しをプレゼン+フィードバック大会

 

 結果は上々。ディスクリプションて大事だなとか。自分の感じ方を大事にするとか。ダンスに添う距離、切り取る視点もびっくりするほど出てきて、かなり手応えを感じました。
 見よ、この素晴らしきコメントの数々。

 

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 何より「まわる」とか「交換する」といった、社交の楽しさがありました。
 他にも集まり具合などを考慮して、別のやりようがあるかも。

 

 〈ドキュメント・アクション〉についてのお問い合わせは事務局[info★hotsummerkyoto.com(★を@に変更の上)]まで。

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