2010年05月31日

日時:2010年7月31日(土)8月1日(日)18:30開場/日没とともに開演
会場:世田谷美術館 くぬぎ広場周辺
料金:1500円(中学生以下および障害者とその介助者は無料)
   ※ 各日定員150名(当日先着)
URL:http://www.setagayaartmuseum.or.jp/document/INSIDEOUT2010pressrelease0526.pdf
『私はそそられる "I am aroused"』(写真:井上嘉和)
『私はそそられる “I am aroused”』(写真:井上嘉和)
Setagaya Art Museum INSIDE/OUT 2010
東野祥子ソロダンス「I am aroused…………..Inside woman」
構成・演出・振付・出演=東野祥子
音楽=カジワラトシオ
映像=斉藤洋平(rokapenis)
主催=世田谷美術館(せたがや文化財団)
   NPO法人Offsite Dance Project

トークゲスト=7/31 中原昌也(ミュージシャン,映画評論家,エッセイスト)
       8/1 三浦 基(演出家/「地点」代表)


今夏、世田谷美術館は、「建築と身体」をテーマとしたダンスプログラム「INSIDE/OUT 2010」を開催します。 このプログラムは、昨年12月当館を設計した建築家・内井昭蔵の展覧会の関連企画として、気鋭の3人の振付家が館内外でサイトスペシフィックなパフォーマンスを展開し、大きな反響を呼んだ「INSIDE/OUT 建築の時間・ダンスの瞬間」に続く、第二弾です。今回は、ダンスカンパニー「Baby-Q」を主宰し、世界からも注目されている振付家・ダンサー、東野祥子のソロ作品を上演します。

東野祥子は、コンテンポラリーダンスの枠を越えて、ダンスの回路を切り開く活動を行っています。活動当初から寺院や屋外、クラブといった劇場外のさまざまな場所で踊り、Baby-Qでは身体を軸にダンスを織り成す様々な要素をコラージュし、虚構と現実が交錯する独自のダンス世界を発信し続けています。それらの作品では奇怪さ、セクシュアリティなどの強烈なイメージがクローズアップされますが、東野の生来の踊り手としての傑出した身体がそれらに介在することで、圧倒的なダンスの力が観るものに迫ってきます。

今回は、東野祥子のソロに着目し、当館の建築空間のシンボルである樹齢百数十年のクヌギの大樹や暮れゆく時間の変化などの自然環境からインスパイアされたダンスを上演します。タイトルの一部にあるように、2008年に初演したBaby-Qのカンパニー作品『私はそそられる I am aroused』のソロパートを追求し、新たな作品として再構築される予定です。

あらゆる場所が展示のみならずパフォーマンスなどにも使えるように、との考えで設計された世田谷美術館。 夏の夜、身体、音、映像で切り取られたその空間で何が起こるか、ぜひお立ち会いください。



写真:丸谷裕一(世田谷美術館提供)
同じくぬぎ広場での前回の「INSIDE/OUT」『etude』(写真:丸谷裕一)(世田谷美術館提供)

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