2010年04月3日

日時:2010年4月10日(土)14:00 / 18:00
   2010年4月11日(日)14:00
会場:京都芸術センター フリースペース
料金:【一般】前売2,500円 当日3,000円
   【学生】前売2,300円 当日2,800円
   * 学生の方は、当日受付にて学生証をご提示ください。
URL:http://www.selenographica.net/
100410_sereno もと少女たちと一人の少女。
右手に柘榴、
左手にダンス。

振付・構成・演出:隅地茉歩
出演:岡田智代 森美香代 エメスズキ 岩村あき

この作品は、昨秋既にArt Theater dB神戸で試演会を終え、4月京都・8月横浜での公演を経て、再び10月神戸の地に戻るという往還プロジェクト作品です。
今回は、異なる舞踊背景を持つ3人の元少女たちを出演者に迎えました。
自らのダンスと母であることを共存させる多世代の身体と、振付家として向き合います。
あわせて、非ダンサーなる、純然たる少女一名の存在を作品中に引き受けます。
一粒一粒の存在感が一個の果実を成す柘榴(-グレナチュール-)のように、ダンスを実らせたい。
かつて劇場ではなかった幾つかの会場を巡るこの旅のどこかで、皆さまにお目にかかれますことを楽しみにしております。

― 隅地茉歩




—「制作室」発、実験的な2つの舞台公演。
京都芸術センターでは、芸術の新たなあり方を追求する芸術家の活動を支援するため、〈制作支援事業〉として、元教室を改修した12の「制作室」を審査のうえ無償で提供しています。使用期間は最長で3ヶ月。年間で50を超える劇団やダンスカンパニー、各ジャンルのアーティストたちが、制作室で創作活動に励んでいます。制作室使用者には、当センター以外での成果発表が求められます。

このたび、開設10周年を記念して、当センターでの本公演の機会を提供しようと、過去5年間の使用者を対象に企画を募りました。期待されたのは、制作支援事業10年の積み重ねに見合う質と、「芸術の新たなあり方を追求する」姿勢を併せもつ企画。17件の応募があり、運営委員会における審議の結果、ダンスカンパニー「セレノグラフィカ」と劇団「地点」による公演を実施することとなりました。

セレノグラフィカの作品は、日常の仕草から紡ぎだされたような振付により、見るものの多様な解釈を誘発します。『グレナチュール』では、隅地茉歩が3人の女性ダンサーと1人の少女を起用し、自らは振付に徹することで女性の身体、存在について問いかけます。

開設当初より当センターの制作室で創作活動を行い、常に実験的な作品を送り出してきた2組が提示する、舞台芸術の現在進行形をご覧ください。
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