2010年02月27日

日時:2010年3月26日(金)19:30
   2010年3月27日(土)14:00★ / 18:00
   2010年3月28日(日)14:00
   ※ 開場は開演の30分前。受付・当日券発売開始は開演の1時間前。
   ★ 27日(土)14:00のステージ終演後、ポストパフォーマンストークを行います。
会場:神戸アートビレッジセンター・KAVCホール
料金:前売/一般3,000円 学生2,000円
   当日/一般3,500円 学生2,500円
   ※全席指定席
   ※学生チケットの前売は電子チケットぴあでのみ取扱
   ※学生チケットの方は当日受付にて学生証をご呈示ください。
URL:http://fuguex.exblog.jp/
『Xのフーガ』2008年3月公演[撮影:清水俊洋]
『Xのフーガ』2008年3月公演[撮影:清水俊洋]

この度、東京を拠点に活躍する《カンパニー デラシネラ》主宰の小野寺修二氏を作・演出・出演に迎え、約1ヶ月をかけて関西の俳優・ダンサーとともにマイムパフォーマンス作品『Xのフーガ’10』を創作・上演することとなりました。

本作品は、2008年3月に「XとYのフーガ」という企画で、小野寺氏が創作した40分の作品をベースにしたもので、今回、新たなパフォーマーを迎えて1時間の作品へと拡充し、より洗練された作品を目指します。

神戸ゆかりの作家の一人、稲垣足穂氏の小説から発想を膨らませた『Xのフーガ』。

異国情緒溢れる神戸の街角を思わせる風景に、現実とも幻想ともつかない出来事が折り重なって想像の世界はどんどん広がっていきます。マイムという手法だからこそ生み出せる表現の可能性が存分に感じられる舞台となることでしょう。

初演より引き続き出演するメンバーには、小野寺作品にかかせない女性パフォーマー・藤田桃子さん、ダンサー・振付家として活躍する実力派《セレノグラフィカ》の阿比留修一さん、精華小劇場製作作品でユニークな身体表現を見せた《壱劇屋》の大熊隆太郎さん。新しく参加するパフォーマーには、独特な笑いのセンスで圧倒的な存在感を持つ福田転球さんや、維新派在籍中「キートン」で主役を演じた升田 学さん、《Ensemble Sonne》唯一の男性ダンサー・糸瀬公二さんといった異色のメンバーが顔を合わせます。

初演から2年を経て、新しい座組でパワーアップする『Xのフーガ’10』にご期待ください。


作・演出 小野寺修二
出演   福田転球・阿比留修一・升田 学・糸瀬公二・大熊隆太郎・藤田桃子・小野寺修二

舞台監督 大田和司
照明   磯野眞也(アイズ)
音響   椎名晃嗣(劇団飛び道具)
衣装   ヨダミカ(Gato-Gato)
宣伝美術 黒田武志(sandscape)


作・演出家 コメント
脇をあける、ということ。何か理不尽な不条理なそういう状況があった時、無関心でなく、逃げ出さず、なぜかというよりきちんと、その場に居続ける、それって好奇心かもしれない、その人の人間力かもしれない、そのあいた脇に注目したい。あるいは、触ってはいけないものに触ってしまう、あるいは、不条理をやすやす飲み込んでしまう。その状況下でおびえて見えても、結果泰然としている。だってまだ居るし。そういう脇のあきを魅力的としたい。

実際の日々は、自分が思うより相当甘く脇はあいていて、あきれ果てる行動をしてしまうのだけど、そこにその人の随がある。癖にその人の世界がある。脇をあけてくれないと、何も始まらない。何故とか、理屈とかでなく、脇をあけて立つ男、街灯の下に立とうじゃないか、ということです。

小野寺修二

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