2010年01月27日

日時:2010年2月20日(土)19:00
   2010年2月21日(日)17:00
会場:伊丹・アイホール
料金:前売一般3,000円 / 学生2,000円 / 一般ペア5,000円
   当日3,500円(一律)
URL:http://odorini.jcdn.org/
表紙小今年でなんと10周年を迎える「踊りに行くぜ!!」。vol.10は、昨秋10-12月に札幌から沖縄まで全国18地域で開催し、33作品を上演しました。その中から、本公演では皆様に再びご紹介したい話題作品を4組、ラインアップしました。これまで数多くのダンスアーティストが名作を生みだした本プロジェクト。今回も、秋の巡回公演で再演を経て磨き上げられた作品をご紹介します。お見逃しなく。
更に、今年は「踊りに行くぜ!!」を支えていただいた皆様への感謝と、今後の活動のステップとして、楽しい<10thAnniversary SPECIAL EVENT>を 同時開催致します。盛りだくさんのSPECIALバージョンを、どうぞお楽しみに!!



S P E C I A L 公 演 i n 伊丹 出 演 者 へ の メ ッ セ ー ジ
タケヤアケミ『FEELER (触角)』 / Fromオーストリア
撮影:Helmut prochart
撮影:Helmut prochart

振付・出演:タケヤ アケミ
ライブ・サウンドデザイン:熊地勇太


『Feeler』は、2006年にオーストリアで公演されたダンス作品の傑作のひとつに数えられる。ここ数年間のタケヤの作品の方向性は、「語り手は結局自分のことしか語れない」という告白に帰着し、“マルティプルな存在”をテーマにつくられてきている。本作では、ジル・ドゥルーズとフェリックス・ガタリが「器官なき身体」と表したような、舞台上の“人物”として分裂した自己の共存を表現したのだ。 

ヘルムート・プレーブスト(オーストリア・スタンダード紙)

ウィーンのアケミさんが今頃のんびり郷里の温泉にでもつかっているであろうことを望む。わたしは正月のトルコでこれを書いています。あなたがトーキョーで踊る頃には、わたしは南米ツアーで踊っているだろう。アケミもわたしも転ぶのが好きだ。それが踊りだと思うなら、上手に転んではならない。不意に、凍りついた雪の上に滑り落ちるように転ぶのでなければ。

室伏鴻(Ko & Edge Co.主宰・舞踏家)

目黒大路『この物体』 / From東京

撮影:田中良子
撮影:田中良子

振付・出演:目黒大路
映像:飯名尚人


舞踏というと必ず匂ってしまう過剰さ、いいかえるならロマンの気配が、ここには一切ない。グロテスクでもなければ、衰弱してもいない、むしろ清々しく健康な体が、淡々と低空を這うように通り過ぎていくばかりなのだ。人体の機能性が、解剖図のごとく露出される。複雑に絡み合って伸縮する筋肉群、立体的に折れ曲がる骨と関節、そして呼吸。けれども人はそこに、それ以上の何かを見ようと欲するだろう。そのとき目黒の体は、見る人自身を映す鏡でもある。

武藤大祐(ダンス批評/群馬県立女子大学講師)

MOSTRO『mostro(怪物)』 / From大阪

撮影:相模友士郎 / 写真提供:まいづるRB
撮影:相模友士郎 / 写真提供:まいづるRB

構成・振付:齋藤亮
出演:佐藤ゆか里 / 重里実穂 / 中西ちさと / 馬場陽子 / 福井菜月


齋藤亮の世界はちょっと歪んでいる。
凶暴で、でも泣きそうな身体がある。
無防備で、でも強烈な空間がある。
いろんなものをそぎ落として、作品が産まれたのだろうと感じる。
ダンサーとしても良い資質を持つ彼が、作家としてこれからどんなことをしでかしてくれるのか? これから起こる出来事に期待してしまう。
思う存分、自分の「作品」に向き合ってほしいと願う。

東野祥子(BABY-Q主宰・振付家・ダンサー)

長内裕美『concord』 / From東京

撮影:泉山朗士
撮影:泉山朗士

振付・出演:長内裕美


上下する脚や、ふわふわ舞い降りる腕や、ぱくぱくする口や、ぴょんと飛び跳ね抱えられた膝や、床をくるくる回る全身が、すべて心になっていて、その心を曇らせる邪魔者は、踊ることへの大切な想いと、丁寧な振付けで、退散させられるように、本当に真摯に繊細に考えられ創られ踊られていて、それを幸せだと思うし、それを観られて幸せだったし、沢山観て欲しいと思う。

黒田育世(BATIK主宰・振付家・ダンサー)


10thAnniversary SPECIAL EVENT in ITAMI
『ダ!ダダ!ダンス!!大スピーチ大会! 

—ダンス / パフォーミング・アーツのこれからについて話す、聴くー』

日時:2010年2月21日(日)14:00〜16:00
会場:伊丹・アイホール
料金:無料

「踊りに行くぜ!!」を開始して10年が経過。この間、ダンスを取り巻く環境も様変わりしました。ダンスに携わるあらゆる方々(振付家・演出家・劇作家・ダンサー・パフォーマー・劇場関係者・観客・制作企画者など)から、これからの未来について考えていることを聴く機会をつくりたいと思います。「何が必要だと思うか。」「今のままでよい。」「こんなことがしたい。」etc… 1人約5分以内のスピーチ大会を催します。皆様のご参加をお待ちしています。(スピーカーは、定員になり次第〆切。)




スピーカー:
相原 マユコ(j.a.m.Dance Theatre) / 赤丸急上昇(from松山) / 桑折現[dots] / contact Gonzo / セレノグラフィカ(隅地茉歩、阿比留修一) / 寺田みさこ / 山田珠実【以上、振付家/ダンサー】 / 大谷燠・横堀ふみ(NPO法人DANCE BOX) / 小鹿由加里(モノクロームサーカス他 / 制作者) / 杉山準(NPO法人劇研) / 樋口ヒロユキ(サブカルチャー/美術評論家) / 福島史子(神戸アートビレッジセンター) / スウェイン佳子(from福岡 / NPO法人コデックス) / 島村陽子(from広島 / FREEHEARTS)
映像出演(当日会場へ来られない方々):北村成美 / 砂連尾理 / JOU(from東京) / 山下残【以上、振付家 / ダンサー】 / 森真理子(舞台 / アート 企画制作者 / まいづるRB)

司会:小倉由佳子(アイホールディレクター)

★スピーカー募集中。(ダンス経験の有無を問いません。)
 〆切2/15迄(定員になり次第〆切)
 お名前、所属/職業、携帯電話番号を明記の上
 JCDN(jcdn@jcdn.org)までお申込みください。

前売取扱
★10周年記念の特別割引!
JCDNダンスリザーブ(http://dance.jcdn.org/)にてご予約のお客様を対象に、一般料金を200円引とさせていただきます。ぜひ、ご利用ください。(* 他の割引との併用はできません)
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