2009年10月15日

日程:2009年11月5日(木)〜8日(日)
場所:アトリエ劇研
料金:前売一般2,500円(学生2,000円) / 当日一般2,800円(学生2,500円)
URL:http://www.monochromecircus.com
091105_monochrome 「掌編ダンス集」は、坂本公成による短編・中編の作品シリーズです。川端康成の『掌(たなごころ)の小説』にちなんで、時間的制約に縛られずに創作していくというスタンスではじまりました。5〜25分のソロからカルテットまでがあり、それぞれ初演後もワーク・イン・プログレスの形をとりながら、改訂/再演を繰り返してきました。ダンサーの個性や身体を最大限にいかした作品づくりは、作品世界の強度やリアリティを高め、そのクオリティは国内外で評価をされています。これまで国内だけでなく、タイ、ポルトガル、フランスといった海外公演へと発展してきました。

今年のツアーでは新たに地元製作作品『レミング』を加えるほか、ソロ作品『怪物』を異なるダンサーで踊る試みといった、シリーズならではの作品の味わい方を展開します。一方で、公演を通じて劇場など、地域の文化拠点を繋いでいくこともこのツアーで目的としています。劇場のほか、寺院、公民館と各地のユニークな場所を会場として行います。

 京 都 公 演 
『怪物』 演出・振付:坂本公成
出演:野村香子(*京都公演 6日のみ 椙本雅子) 
音響:真鍋大度

アゴタ・クリストフによる同名戯曲をダンス化。
イギリスの現代絵画家フランシス・ベーコンの絵画をサブテクストに、強靭でしなやかな身体が歪む。いわば「拒否された身体」をヴィジュアル化。フランス最大のフェス『フェスティバル・ドートンヌ』でも今秋上演。野村香子とともにCRUSTACIAの椙本雅子による2versionで上演します。

新作①『neighbor』 演出・振付:坂本公成
出演:合田有紀 +シークレット・ダンサー

世界と無関心、だれかの傍らにいること。
合田有紀の身体性そのものを軸に、『passing01』『WASH』とこれまで試行を重ねてきたモチーフがデュエットとして完結します。パートナーが回ごとに変わる異色のデュエット。親密さのかけらも無い/有る空間について。からだと いきはぐれるから だれとも であえない。
新作②『レミング』 監修:坂本公成
共同演出:森裕子+小寺麻子+荻野ちよ
出演:地元選出者+Monochrome Circus

いやおうなくそこに「他者」がいることの魅力。
いやおうなくそこに「他者」がいることの恐怖。
レミングとは、ヨーロッパやアメリカの北部地方に生息するネズミに似た小形の動物。爆発的に大増殖し大群で移動する。本作品は上演地でダンサーを募集、選出して製作する新たな作品スタイルの提案でもある。カンパニーダンサーと地元ダンサーがそれぞれの身体の垣根をとり払ってつくる、シンプルな構造から生まれる作品です。

ゲスト:5日 苅谷昌江(画家)
    7日 きたまり(振付家・ダンサー/KIKIKIKIKIKI)
    8日 桑折現(演出家/dots)

Translate »