2009年06月11日

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近年、日本においても文化芸術を都市再生の要として、都市政策を推進する自治体が増加しています。都市の文化的魅力を顕在化するアートは、グローバル化する現代において、国内のみならず国際関係においても、これまでとは異なる重要な役割を担うものとなりつつあります。今回のフォーラムでは、フランスを代表する劇作家・小説家であり、元ジレット社 社長でもあるミシェル・ヴィナヴェール氏をメインゲストにお迎えし、氏の作品に対する創作態度を中心に、文化大国フランスの文化政策や企業メセナの状況などについてもお話しいただきます。その後、相馬千秋氏、平田オリザ氏、小田中章浩氏を交え、日本の舞台芸術フェスティバルの状況などを概観しつつ、都市文化政策の今後を探ります。

《基調講演》
「グローバリゼーションと演劇」 平田オリザ氏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 教授/大阪市立大学都市研究プラザ 特別研究員)
《鼎談》
ミシェル・ヴィナヴェール氏(劇作家、小説家、批評家) 小田中章浩氏(大阪市立大学大学院文学研究科 教授) 平田オリザ氏

《フォーラム》
「グローバル経済と芸術」 ミシェル・ヴィナヴェール氏
相馬千秋氏(フェスティバル/トーキョー プログラム・ディレクター) 平田オリザ氏
フォーラム司会:小田中章浩氏

主催:大阪市立大学 都市研究プラザ
共催:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
企画:青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場


ミシェル・ヴィナヴェール氏 劇作家、小説家、批評家。元フランス・ジレット社社長。2006年に演出家としての仕事もはじめる。現実を直接的に描く「日常の演劇」の旗手として知られ、『職さがし』(1971年)、『労働と日々』(1979年)など彼がよく知る実業界に取材した作品も多い。

相馬千秋氏 フェスティバル/トーキョー プログラム・ディレクター。1998年早稲田大学第一文学部卒業後、フランスのリヨン第二大学院にてアートマネジメントおよび文化政策を専攻。2002年よりアートネットワーク・ジャパン勤務。国際共同製作による舞台作品や関連プロジェクトを多数企画・制作。07年より早稲田大学演劇博物館グローバルCOE客員講師。

平田オリザ氏 劇作家、演出家、こまばアゴラ劇場芸術監督、劇団「青年団」主宰。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授。第39回岸田國士戯曲賞受賞作品『東京ノート』をはじめ、その戯曲の多くがフランスを中心に世界各地語に翻訳・出版されている。

小田中章浩氏 大阪市立大学大学院文学研究科、表現文化学専修教授。専門は20世紀フランス演劇、西洋演劇史。著作として『現代演劇の地層』(2009年10月刊行予定)、共著として「フランス演劇2008」(Theatre Year-Book 2009 ,ITI Japanese Center)、『演劇学のキーワーズ』(ぺりかん社、2007年)他。

日時 2009年6月15日(月)18:30~20:30 (18:00開場)
場所 キャンパスポート大阪 ルームD・E(大阪駅前第2ビル 4階)
料金 無料(定員80名/予約優先)
予約・問い合わせ  【予約】aaam◎ur-plaza.osaka-cu.ac.jp (◎を@に変えてお送りください) お名前、ご所属、ご連絡先(メールアドレス)を
6月12日(金)までにご連絡ください。
【 問い合わせ】大阪市立大学 都市研究プラザ
aaam◎ur-plaza.osaka-cu.ac.jp(◎を@に変えてお送りください) 06-6605-2071
URL http://www.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/2009/05/2009615.html
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