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【暑い夏14】A-2 そんなに考えこまずに、素直にシンプルに

2014年06月15日

 動きを理解しきれない時や難しい振付をする時、よく頭で考えこんでしまう。頭で考え過ぎると、その分シンプルでなくなるので、身体と動き、エネルギーの流れや心のあり様がぐちゃぐちゃになって、ますます何が何だかわからなくなっていく。A-1でも沢山のフロアワークや振付がある。どれも私には複雑に思えて、クラスが終わる度にアビーに「この振付のこの部分はどうなってるの?」や「この感覚はこれでOKなの?」など質問しに行った。そんな私にある日アビーが「そんなに考えこまずに、シンプルにやればいいのよ」と声をかけてくれた。それからあまり考えこまないことにした。すると自然にエネルギーが身体を通り抜けていく感じがした。動きと身体が一体化して、その瞬間を楽しめるようになった。

 

写真:下野優希
写真:下野優希

 最終日に新しい振付をやることになった。最初は私もみんなも複雑な振付に戸惑っていた。そんな参加者にアビーが「今までの10 日間にやった事しかやっていないから大丈夫、みんなできる!」と声をかけた。今までの10 日間、丁寧にやってきたワークは”そんなに考えこまずに、素直にシンプルに”身体を動かす為のものだということにこの時気がついた。その後はシンプルに動 きを受け止めることができ、振付を楽しむことが少しできるようになった。他の参加者もどこか身体が軽くなったようにみえた。

 

撮影:下野優希
撮影:下野優希

prof_abigailアビゲイル・イェーガー (U.S.A/North Carolina)ABIGAIL YAGER アビーの小柄で知的な雰囲気とウィットに富んだムーヴメントは誰もが魅了される。’95 –’02年トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニーにてダンサーと音楽アシスタントを務める。また、トリシャ作品の振付・再構成をリヨン・オペラ・バレエなどの国際的なカンパニーで務める他、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルの主宰するP.A.R.T.S.(ベルギー)や、アメリカンダンスフェスティバルなど、名だたるアカデミーで同様のプロジェクトをディレクションしてきた。また韓国国立芸術大学、フランス国立振付センター(CCN)での指導など、ワールドワイドに活躍している。現在ノースキャロライナ芸術大学(UNCSA)で教鞭をとる。(KIDFホームページより)

1_oe小倉笑(おぐら・えみ) 中学2年生の時にMonochrome Circusに出会い、その後同カンパニーのWS や公演に参加。現在もダンスを勉強中の18歳。本年のフェスオーディショ ン「京都×USA」エクスチェンジ・プログラムに合格、冬にはノースキャ ロライナ大学に研修に行きます。

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